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Odd-e Japan CHO 知花 里香 “ガラスの天井”を突き破る!女性だからではない、「自分だから」できる活躍の仕方

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「家庭と仕事をどう両立するか」は、現代の多くの女性が直面する悩みです。Odd-e Japanの知花里香もまた、その困難に遭遇したひとり。ところが彼女ならではの発想で、その突破口を見つけます。彼女の持論はこう。“女性”だからではなく“自分”だからできる活躍の仕方を追求するのだーー。その真意に迫ります。

忙しい人のためのこのストーリーのポイント

  • 育児をしながらOdd-e Japanの社内サポート業務を担っている知花。 産後のキャリアにフォーカスをあてた『女性の働き方』や『女性の活躍』という言葉に違和感がある。 なぜ性別で語るの?知花は、“女性だから”ではなく“自分だから”できるキャリアを歩みたい。と考えている。
  • 学生時代からエネルギッシュに「自分だからこそ目指す意味のある何か」を求め活動してきた知花。 スクラムに出会い、夢を実現すべくOdd-e Japanに参画するも、起動がのりつつあったタイミングで妊娠。
  • 育休復帰後、産前のポジションを続けることが困難で気落ちするも、別のアプローチで夢に向かい続ける
  • 「育休明けだからできない」と決めつけずに、できることを探しては、挑戦を続けている
世界はわたしが楽しくするーー自分の使命を認識した20代
▲ 2017年4月現在、6ヶ月になる子どもと

▲ 2017年4月現在、6ヶ月になる子どもと

知花「女性の社会進出が進んでいて、産後のキャリアにフォーカスをあてた『女性の働き方』や『女性の活躍』という言葉をよく耳にします。でも、なんでも性別ありきで語る必要があるのかなと。私は“女性だから”ではなく“自分だから”できるキャリアを歩んでいきたいんです」

そう話す知花は、2017年現在、1歳に満たない男の子を育てながら、営業支援や採用業務、PR業務など、社内のサポート業務を担っています。

家事や育児では、母や義母、民間のサポートなどを「チーム」と名付け、一部アウトソーシング。仕事では、フレックスタイムを活用し、子どもの保育園へのお迎えのために早く帰ることもあれば、子どもを寝かしつけてから仕事をすることもあります。

知花「私は組織作りや人材育成に関する課題解決など、“チームで”ひとつのコトを成し遂げるために、お客様をコーチングする仕事をしています。それを、プライベートでも体現したいんです。家事育児も、個人ではなく、チームで取り組む方が新しい発見や楽しさがあると思いますし、そもそも育児をひとりでやり続けるには、限界があると思います」

出産してもなおパワフルに、自分らしく働く知花。その姿勢は、すでに学生時代には育まれていました。

知花「大学時代は、ゼミ活動やサークル、NPO活動と、寝る時間を削って活動していました。知らない世界を見るのが楽しくて、知りたくて、繋がりたくて。自分が目指す道、自分だからこそできることは何なのか?なかなか解が出ないことへの飢えや渇きを埋めるために、常に模索していました」

社会人になってからも、「自分だからこそ目指す意味のある何か」を探し続け、2社目に就職したディー・エヌ・エー(以下、DeNA)で知花は大きな“出会い”を果たします。


部署間の壁にぶち当たり、“コトに向かう” ためのチーム運営にのめりこむ
▲ DeNA時代。人材育成のために立ち上がった新卒チームのメンバーと

▲ DeNA時代。人材育成のために立ち上がった新卒チームのメンバーと

それは広告運用チームで、メンバーのマネジメントに関わったときのことでした。

知花 「複数の組織でひとつのゴールを目指すとき、役割の違いで、どうしても溝ができてしまうことや、全員がオーナーシップ意識を持って協働し続けられないことに課題を感じていました。さまざまな方法を試行錯誤していたときに出会ったのが『スクラム』だったんです。とてつもない可能性を感じました」

「スクラム」はチームがオーナーシップ性と協働意識をもつことで、チームとしての生産価値を最大化させ、その過程で人材育成もできる手法として知られています。

知花は直感しました。そのころ、主にエンジニアの世界だけで広まっていた「スクラム」は、もっとたくさんの組織やチームに利用できるはずだとーー。

現に知花は、その後配属された組織改善専門の部門で、国内外問わず、5名の少数チームから300名を超える部門全体の改善まで、数々のチームの改善支援に取り組みました。課題解決のためにさらに学習と実践を積み重ねていった知花。スクラムという手法に端を発し、コーチングやファシリテーションなど、組織改善を進めるのに必要な学問分野への興味も湧きます。

専門領域の技術を高めたいーーそう感じたとき、研修への参加をきっかけにOdd-e Japanに出会いました。

組織の課題解決やチームビルディングに圧倒的な知見をもち、経営者だけではなく、現場と一緒に考え汗をかき信頼を得ていく姿に共感した知花は、Odd-e Japanに入社します。

入社後は、クライアント先へ常駐しながら、「スクラム」の導入支援や、組織の横断課題改善のサポートをするように。まさに、これから新たな挑戦に取り組もうとしていたときでした。


予期せぬ妊娠に困惑——ところが、もっと予期せぬ反応が待っていた
▲ 家事育児の理解とワークシェアの工夫。みんなで子育てに取り組んでいる

▲ 家事育児の理解とワークシェアの工夫。みんなで子育てに取り組んでいる

クライアントとの関係も構築されてきたころ、体調の変化を感じた知花は、病院を受診します。すると……

知花「妊娠しています、と告知を受けたんです。足元からすーっとなにかが引いていきました。どんな感情なのか自分でも理解できないほど、頭は真っ白。病院を出たあと、じわじわと不安が襲ってきました。とりあえず落ち着くためにカフェにでも行こうとするも、あれ、コーヒー飲んで良いんだっけ、みたいな(笑)

周りが前に進んでいくなかで、自分だけ時が止まってしまったような感覚。この妊娠、よかったのかな……という戸惑いは、臨月になるまで鬱々と頭をよぎっていました。妊娠出産に関わる場所はどこも幸せなピンク色。出産や子育てについてのアドバイスを受ける母親学級などで気持ちを発信しても、周りは白けてしまいます。孤独を感じましたし、不安は募る一方でした」

当時のOdd-e Japanの社員は6人。ひとり働き手が減ることで生じるお客様や会社への負担を考えると、知花は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。同時に、自分のキャリアを考えるうえでも、妊娠をどう捉え、進むべきなのか、わからなくなってしまったのです。

気持ちが晴れないまま、CEOの江端一将の元に向かった知花。
「申し訳ありません。妊娠してしまいました……」そう告げた知花に、江端が口にした言葉はーー。

知花「満面の笑みで 『おめでとう!』 と言ってくれたんです。予想もしていなかった言葉に目が点になりました」

喜ばないわけないじゃない!仕事なんてみんなで助け合えばなんとかなるってーー。
江端やメンバーの言葉に救われた知花は、「これからどのようにしたら自分が自分らしく働けるか」を安心して考えられるようになりました。

知花「まずは夫との話し合い。『私自身がどうしたいのか?』を伝えることはもちろん、夫婦としての理想と、お互いができる家事育児について、細かい項目を書き出し、話し合いを重ねました」

さらに知花の母親や近所のおばあちゃんたちが口をそろえてこう言ってくれました。
「子どもはみんなで育てるもの。昔はみんなで育てたものだよ」

この一言が後押しとなり、周りの人たちを巻き込んでみんなで子育てを行なうことにも肯定的になれました。

こうして出産を終えた知花。子どもが6ヶ月のころ、復職することを選択したのです。ところが、復職した知花を待っていたのは、やりがいを感じていたコーチ職からの異動でした。


「自分だからできることをあきらめない」ーー彼女の信念の貫き方
▲ 2017年現在の知花。「自分だからできること」を追求し続けている

▲ 2017年現在の知花。「自分だからできること」を追求し続けている

知花「会社復帰してから半年後にはコーチ職に復職することを目標にして、妊娠中や産後のつらい時間を乗り越えていました。なので、すぐの復職は現実的ではないと言われたときは、それはそれはショックでした。あとちょっとで手に取れそうだと思っていたゴールの旗が、遠くに投げられたような感覚があって……。理解できても気持ちがついていきませんでした」

ところがーー。

知花「江端と面談しているうちに、『この会社は男性が多いので、組織や製品づくりに偏りが出ないか心配だ』という話がでてきたんです。

そこで、こう提案しました。業務外で、NPO活動を通して女子学生の支援をしようと思っていたのですが、当社とコラボレーションするのはどうでしょうか、と」

この提案により、「組織や製品に多様性をもたせるために、どんなことができるか」という話に花が咲きました。知花はこれまで暗かった空に、光が差し込んだような気持ちになったのです。

知花「組織づくりに貢献できる仕事を見出すことができた、それも私だからこそ実現できる、という実感がもてたことでモチベーションが湧きましたし、ゴールやヴィジョンが頭にぱっと広がったことで、一気にドライブがかかりました」

その後、3ヶ月に渡り女子大生と新サービスの企画開発を行なうことを通じて、組織が多様化していくことを実現した知花。その後は「国際的な視点」を取り入れようと、世界各国の同業者や技術者と出会い、議論を交わしたり情報を得たりと、精力的に活動しています。

「育休明けだからできない」と決めつけずに、できることを探しては、挑戦を続けているのです。

知花「“今”できることを精一杯やる、“自分らしく”挑戦しつづけることが重要だと学びました。大切なのは『産んだからこの選択肢しかない』ではなく、『自分自身が、どうしたいのか』を、しっかり考えること。

そのために、どのような協力が必要なのか、周囲に理解を求めるコミュニケーションを行ない、ときには自分からその環境を作る。こうした自発的な動きが大切なのだと思います」

そう語る知花は、これまで以上に楽しそうで、Odd-e Japan にとって心強い存在です。


彼女が迷い悩み、それを乗り越えたどり着いたひとつの結論は、あとに続く女性、いえ「困っている人」にとってひとつのロールモデルになるのではないでしょうか。

Text by PR Table

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