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スクラムマスターの役に立つ認定資格・研修一覧

アジャイル開発やスクラムは、将来予測の困難な現代の市場環境(VUCAの時代とも呼ばれます)において、ますます注目を集めています。
そうしたなか、スクラムの公式ガイドであるスクラムガイド自体も進化を遂げており、2020年11月に最新版が公開されています。
スクラムガイドの冒頭には、以下のような記載があります。

簡単に言えば、スクラムとは次の環境を促進するためにスクラムマスターを必要とするものである。

1. プロダクトオーナーは、複雑な問題に対応するための作業をプロダクトバックログに 並べる。
2. スクラムチームは、スプリントで選択した作業を価値のインクリメントに変える。
3. スクラムチームとステークホルダーは、結果を検査して、次のスプリントに向けて調整する。
4. 繰り返す。

スクラムガイド

一見シンプルにも見えるスクラムマスターの役割。ここでは、そんなスクラムマスターのスキルアップに繋がる資格と研修を紹介します。

Scrum Alliance®の認定スクラムマスター資格

認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CSM®)

スクラムマスターの認定資格にはいくつか種類がありますが、最もメジャーと言われている認定資格は、Scrum Alliance® の認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CSM®)です。
Scrum Alliance® においては、まずこの認定資格を取得し、実践経験を積んだうえで、さらに上位資格へステップアップしていくことになります。
Certified ScrumMaster®(Scrum Alliance®)

アドバンスド認定スクラムマスター (Advanced Certified ScrumMaster®:A-CSM®)

A-CSM®(Advanced Certified ScrumMaster)は、CSM® の上位資格です。取得には、有効なCSM®の保持※、12か月以上の実務経験など、いくつかの条件をクリアすることが求められます。
Advanced Certified ScrumMaster® (A-CSM®)

認定スクラムプロフェッショナル スクラムマスター(Certified Scrum Professional®-ScrumMaster:CSP®-SM)

CSP®-SM(Certified Scrum Professional®-ScrumMaster)は、A-CSM℠ の更に上位の資格です。取得には、有効なA-CSM℠の保持※、24か月以上の実務経験などが求められます。
Certified Scrum Professional®-ScrumMaster (CSP®-SM)


※各資格を保持するためには、資格更新時に所定数以上のSEU(Scrum Education Units®) が必要となります。

その他の認定スクラムマスター資格

PSM(Professional Scrum Master™)

PSM(Professional Scrum Master™)は、Scrum Org. によるスクラムマスターの認定資格です。スクラムに関する知識を問われるテストによって、合否が決まります。 トレーニング等は必須ではありませんが、理解を深めるために2日間のコースを受講することが推奨されています。
Professional Scrum Master™

RSM(Registered Scrum Master™)

RSM(Registered Scrum Master™)は、Scrum Inc. によるスクラムマスターの認定資格です。トレーニング受講後、Webの認定試験を受験し、合否が判断されます。
Registered Scrum Master™

認定スクラムマスター(CSM®)の資格をとるには

認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CSM®)は、認定スクラムトレーナー(Certified Scrum Trainer®:CST®)という、厳しい審査を経て資格を獲得したトレーナーによるトレーニングを受講し、受講状況に応じて適性が認められた場合のみ、認定試験の受験資格が与えられます。その試験で合格ラインに達すると認定証が発行されます。

認定スクラムトレーナー(Certified Scrum Trainer®:CST®)は各種認定資格を与える側の資格です。最近新たに国内限定の認定スクラムトレーナー(Certified Scrum Trainer-Regional:CST-R)という資格も新設されましたが、2022年7月現在、世界標準のトレーニングを提供している日本人トレーナーは、当社代表 江端一将ただひとりです。江端のトレーニングは、世界水準のトレーニングを日本語で受講できるというメリットがあります。

当社Odd-e Japan(オッドイー・ジャパン)では、海外の認定スクラムトレーナーとパートナーシップを結び、日本語同時通訳でのトレーニングも開催しています。それぞれのトレーナーによって特徴があるため、受講者がトレーニングによって得られる気づきも異なります。認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CSM®)取得後に、異なるトレーナーのトレーニングを複数受講する方もいるようです。

これまでスクラムの認定資格について説明しましたが、スクラムの認定資格はその取得にいたるまでのトレーニングを通じて得ることのできる、実践的な体験が非常に効果的です。 実践に役立つスキル習得のために、スクラムの認定資格取得を目指してトレーニングを受けてみてはいかがでしょうか。

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