同社が運営する「ふるさとチョイス」は、全国9割以上の自治体が利用する国内最大級のふるさと納税総合サイトです。近年ではクラウドファンディングや災害支援など、地域を多角的に支えるプラットフォームへと進化しています。
メンバー自身も一ユーザーとしてサービスに接していることから、地域課題を「自分事」として捉え、解決していくチームの創出が成長のカギであると考えました。組織改善を牽引するCTO山﨑氏に変革の道のりを伺いました。
山﨑氏は、エンジニアが「特殊技能」として囲われ、現場の課題から遠ざけられてしまう組織を多く目にしてきました。同社も例外ではなく、ユーザー価値より納期遵守や品質確保が優先され、「何のために作るのか」が不透明な状態でした。
地域課題を解決する上で、現場に関心を持てないチームは致命的なボトルネックになる。その危機感から、山﨑氏は強い当事者意識を持つチームを創るべくスクラム導入を決断しました。
自律的に進化するチームを作るには、体系的な知識を徹底的に叩き込む人材が不可欠。山﨑氏は、前職からの縁もあり、国内随一の知見を持つOdd-e Japanと共に導入を推進することを決めました。
ワークショップでの理論習得に加え、ペアプログラミングによる技術向上や、「ユーザー価値」を軸とした優先順位付けなど、実務に即したトレーニングを実施。さらに実験的な勉強会を通じ、理論と実践の橋渡しを行いました。
これにより「この機能は顧客のためになるか」という問いがチームに浸透し、自律的なチームへの一歩を踏み出しました。山﨑氏は、Odd-eのスタイルが予想外だったと語ります。
「スクラム教え手にはプロセスに固執する原理主義者が多いですが、Odd-eは違いました。チームがいかに顧客価値を最大化できるかという本質を優先し、教科書通りではない柔軟な導入をしてくれました。」
このスタイルはメンバーをポジティブに変えました。未経験から抜擢されたスクラムマスターも、Odd-eの支援で「価値を最大化するチーム作り」にやりがいを見出し、今では『このチームを離れたくない』と話すほどに成長しています。
Looking back after a few months of Scrum adoption, Mr. Yamazaki shares:
「以前は指示通りに開発する気質が強かったチームが、自ら主体的に動けるチームへと成長しました。次の挑戦は、チームとしてビジネス価値を自ら生み出すことです。」
He shared his vision for the future of the development team:
「エンジニア=コーディングという枠に甘んじるのではなく、コーディングを一つのスキルとした『多能工』を目指したい。人間はもっと多様なスキルを持てるはずです。」
スクラム導入を機に、納期やドキュメント重視の姿勢から「顧客価値の最大化」を追求する組織へと変貌を遂げました。これまでの開発チームでは到達できなかったビジネスとの接点を持つ土台は、いま確実に築かれています。
ここからさらに成功体験を積み上げ、「自立した持続可能な地域をつくる」というビジョンのもとに、地域と社会に新たな価値を届けるべく事業を加速させていきます。
アジャイルやスクラムに関するお悩み、トレーニングやコーチングなど当社サービスに関するご質問などにお答えします。
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「スクラムチームは生き物です。発足時に正しい知識を習得し、体系化された状態から始めなければ、チームは間違った方向へ成長してしまいます。」