去る2018年4月16日〜18日にアメリカ ミネアポリスにて開催された Scrum Alliance® 主催の Global Scrum Gathering® Minneapolis 2018 に、我々Odd-e Japan(オッドイー・ジャパン)メンバーが参加してまいりました。
Scrum Alliance® 主催のScrumについての情報交換を行うカンファレンスです。
毎年2回、春と秋に開催されており、主に春はアメリカ、秋はヨーロッパで開催されます。2018年は、春にはアメリカ ミネアポリスで開催され、秋にはイギリス ロンドン、また来年2019年の春にはアメリカ オースティンにて開催される予定です。
2018年春の今回は、開催地のアメリカをはじめ、カナダ、南米、ヨーロッパなど世界各国から1,500名のアジャイルコーチやスクラムマスター、プロダクトオーナーが参加していました。日本からの参加者は我々を含めた7名でした。
3日間でおよそ100ものセッションが開催されており、自分の興味のある分野のセッションに参加することができます。
1つのセッションは、概ね45分か75分。
ただ「聞いて学ぶ」というものは殆どなく、セッション中に同じテーブルに集まったメンバーで、一緒にワークショップを行う参加型のセッションがほとんどです。
セッションを通して各国からの参加者や、トレーナーやプレゼンターの方と仲良くなり、セッション後にお互いの悩みを話したり、情報交換・相談をすることで、社内、ひいては日本国内に留まることなく、世界を基準に自分の(或いは自分の会社の)課題について再認識できる場でもあります。非ソフトウェア開発に関するスクラムの適用方法などの情報を得ることができる点は、日本で開催される Regional Scrum Gathering との1つの大きな違いと言えます。
2日目はオープンスペース
オープンスペースでは、参加者が自由にセッションを開くことができます。
ディスカッションしたいことを自分で議題にして、同じ議題に興味がある人たちが集まって、議論を行います。
午前中に参加者が全員集まり、セッションを開きたい人が、セッションの内容・開催時間・開催場所をプレゼンします。その後、セッションの内容に興味ある人達が指定の時間・場所に集まり、議論を行います。基本的に、開催者がファシリテーションを行います。
セッションの開催者になると、自分の悩みの解決のヒントを得ることができますし、また、違う国や役割の人が集まる中で、ファシリテーションをするという貴重な経験をすることができます。
Certified Scrum Trainer®(CST)や Certified Team Coach®(CTC)など、経験豊富な方々が、抱えているお悩みを解決するお手伝いをしてくれます。
また、CSTとしてキャリアアップするためにはどのようにすればよいかを、CSTの方に直接相談することができるスペースもあります。
朝食・昼食・軽食などは、すべて会場で用意されています(参加料金に含まれています)。
会場には全参加者が集まるので、一緒に食事をしながら、セッションの開催者に質問や相談をしたり、他の参加者と情報交換をすることができます。
日本でもスクラムやアジャイルに関連するカンファレンスは多く開催されてますが、これだけ多種多様なセッションやプレゼンを一度に拾えることができるのはGlobal Scrum Gathering® ならでは。
新たな風としては、世界では営業やマーケティング、カスタマーサポートといった、『非ソフトウェア開発』にスクラムを適用させ、どのように組織の改善するかを図っていく企業が増えており、実際にノウハウを外部にシェアできるような経験を積んでいる企業も多数出てきています。
関連URL
Global Scrum Gathering®(Scrum Alliance®)
Global Scrum Gathering® London 2018(Scrum Alliance®)
Global Scrum Gathering® Austin 2019(Scrum Alliance®)
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